韓国政府は、来月末の南北首脳会談に先立って日程や議題などを話し合うため、22日、北朝鮮に対し、今月29日に軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で閣僚級会談を開くことを提案したと発表しました。
韓国と北朝鮮は、10年半ぶり3回目となる南北首脳会談を来月末に軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国側の施設で開くことで合意しています。
韓国統一省は22日、会談の日程や議題などを話し合うため、北朝鮮に対し、今月29日にパンムンジョムの北朝鮮側の施設で閣僚級会談を開くことを南北間の連絡チャンネルを通じて提案したと発表しました。
韓国側の首席代表はことし1月の閣僚級会談に続いてチョ・ミョンギュン(趙明均)統一相が務めるほか、大統領府と情報機関の国家情報院から高官1人ずつが出席するとしていて、およそ1か月後に迫っている首脳会談の準備を加速させる方針です。
一方、韓国は、ベテラン歌手やアイドルグループなどおよそ160人で構成される芸術団を今月31日からピョンヤンに派遣する予定で、公演を通じて融和ムードを持続させたい考えです。