2011年1月8日10時55分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮の祖国平和統一委員会は8日、前提条件なしの早期の南北当局者協議を正式に提案する、との談話を報道官名で発表した。また、双方の赤十字会談のほか、金剛山観光事業の再開や開城工業団地に関する協議を1月末か2月上旬に北朝鮮・開城で開催することも提案した。 談話は、南北関係改善に向けた措置として、板門店の南北赤十字連絡代表部の対話チャンネルを再開し、開城工業団地の南北経済協力協議事務所の凍結を解除する考えも明らかにした。 同委員会は韓国に対する窓口の役割を担う機関で、韓国統一省の李種珠・副報道官は「公式の提案と見るのは難しいが、今後、韓国政府に直接通知してくる可能性もあり、内容を詳しく検討する必要がある」と述べた。 北朝鮮は5日、政府や政党が連名で、韓国に無条件の対話再開を提案した。8日の談話もこれを受けた内容で、対話攻勢を強めている。韓国政府は、大延坪島砲撃などの軍事挑発行為に対する誠意ある態度表明を強く求めているが、談話は「北と南が虚心坦懐(きょしんたんかい)に対話すれば互いの誤解と不信を解ける」とした。